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尾野農園日誌
2016.04.15
その他

農業を科学する研究会      ~土の硬さを測ってみよう~

「農業を科学する研究会」という団体に入っております。http://www.pasisat.com/

この研究会は何をする会かというと、今まで農業者の勘で行っていた農業から数値化して科学的に農業を行っていこうという会です。現場の農業者にはたくさんのノウハウや技術が蓄積されています。それらを集めてきて数値化することで「集団知」としてまとめ、栽培技術の向上を図っていこうとするものです。

数値化するデータの一つとして土の硬さをデータ化して、作物の状態と比べ、相関関係を見ていくということを行います。

理想的な土の硬さとはどういった土なのか、耕すとはいったいどういったことかということを考えていきます。今回は土の硬さを測る硬度計という機械を用いて、各圃場の土の硬さを測っていきます。

これが硬度計になります。収穫前の畝に垂直に突き刺して土の硬さのデータを採っていきます。かなり高額な機械なので壊してしまったら大変なことになります。汗データ採り自体は簡単な作業となります。

データは機械に保存され、グラフ化してパソコンで見ることができます。

圃場名と測定した位置を記録し、グラフ化されたデータと照らし合わせて作物の出来具合との相関関係を見ていきます。全部で100箇所のデータをとりました。このデータを機械ごと研究会に送れば、グラフ化してデータをもらえます。